2010夏フランス・モナコツアーのレポートをお送りします。
JAZZMUCHさんにお世話になって15年。
それでは今回のツアーの様子をお楽しみ下さい。
おっとその前に……ここはまだ国内。
まずは楽器の運搬です。
ツアーの始まる前に、楽器だけ空輸します。
公演は「いつもの音」で聞いてもらえるように、普段コンサートで使っているエースを持っていきます。
某運送会社のスペースをお借りして、木箱に入れて発送。
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さぁ楽器に続いて、いよいよ、メンバーフランスに到着!
空港にはJAZZ MUCH のジョンさん、
通訳のロランスさん、
照明のジェムさん、が出迎えてくれました。
つい最近日本で再会を果たしたコリーヌパパさんとパリで再会。
フランスで最初の夕食会。
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最初の公演地、シャンベリーChambery に到着。
準備開始です!
夏のツアーでは、音楽フェスティバルへの出演依頼も多く、
屋外の会場で演奏することがあります。
今回も日程の半分は屋外。
外は気持ち良いんだよなあ!
しかし、初回はついていませんでした。
……そうです
雨。
雨が降ってしまうと、太鼓は出せないし、お客さんはビショビショ、
とても困ってしまいます。
本番の日、リハの予定時間にゴロゴロピカーと始まり、パラパラと降雨。
しばらく待っていたら止んだので
さぁ!アップだ!
って、始めていたら、5分後にはまた降ってきました。
大急ぎで太鼓を舞台後ろの教会の中(工事中!)へ避難。
ステージをビニールでおおったりして何とかやり過ごし、
止むとスタッフさんがステージ上の水ハケをしてくれました。
お客さんの椅子も一つ一つ拭き直していました。大変!
そんなことを2度も繰り返し、
いつまで待ってもあやしい空模様だったので、
事前にセットアップすることを諦め、
衣裳に着替えて、お客さんが会場に入った後、本番直前にセット。
幸いなことに
本番中は雨は降らず、
なんとか公演は無事に終えることができました。
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さて、ここはモナコ!
まずは会場の下見。
会場と言っても……
黒い部分がステージです!って?!
モナコと日本の皇室関係者が出席されるイベントで、アトラクション演奏です。
↑お客さんがどこに集まるかを想定して、
正面はどっちにする?
って決めているところ。
↓その舞台上から見た図。すぐ後ろが地中海です。
舞台のリノリウムがビロビロに伸びてしまう程暑い!
こちらは最高級ホテルの一つ ホテルメトロポールのエントランス
お客さんはホテルのバルコニーからも顔を出して見ていました。
モナコでした!
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フランス国内に戻り、ホールでの公演をしたビアリッツBiarritz とイルドレIl de Re です。
実はイルドレで演奏するのは3回目。
昨年の公演で引退された館長はいらっしゃいませんでしたが、顔なじみのスタッフさんは残っていて、
公演後、宿泊していたアーティストハウスで、
打ち上げをやりました。
今年の夏は暑かった!
南フランスではこの時期、夜の9時半過ぎになってようやく日が沈みます。
夕方に場ミリなど準備をすることが多いのですが、
この時間帯はまだ日ざしも強くて暑いのです。
野外会場だったコントContes の待ち時間では……
照明さんは暗くなってから調整の作業に入ります。
この日は夕食後の10時半過ぎから夜中まで。
問題:さて、これはどこの
写真でしょうか?
正解は、ステージ中央、床の写真 です。
客席が奥(上)側です。
乱れ打ちの中太鼓、
四段打ちのやぐら、
山車の大太鼓、
神輿のベタ、
春白祭のセンター の場ミリ
いくつ見つかりましたか?
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最後の会場となったグリモGrimaud はこんなロケーション。
古い遺跡の建つ公園内にフェスティバル会場が設置されていました。
細い道を下ってくると
その先がステージ。またしても野外だ!
お客さんは上から見下ろす感じになります。
ステージから客席を見ると
こんな風景。
日が陰ってきてから楽器の準備&リハーサル。
舞台袖もパチリ
テレビ局が取材に来ました。
客席にすわりスタッフと共に音の確認。
サウンドチェック中です。
別会場で演奏していたブラジルのパーカッションの音が近づいてきました。
その音が止むと、一気に私たちの会場へお客さんが入ってきました。
満員御礼。
さて、本番です!
全公演を無事に終え帰路。
空港でスタッフとはお別れです。
みなさんありがとうございました。
また再会の日を!
我らがスタッフ by 座古