2006年1月18日(水)
在日米軍オリエンテーション・プログラム
文化入門プログラム「大江戸助六太鼓体験入門」実施される

外務省北米局からの依頼で、新たに着任する米軍幹部20人の訪問を受けた大江戸助六太鼓では、
2時間のコースでレクチャーとワークショップを行いました。
大型バスで来られたそのグループは、さすがに鍛え抜かれた肉体と精神力の持ち主にふさわしく大型で、
20人と同行の方々含め23名も入ると手狭な稽古場が一層狭く感じられ、
年末12月11日の総務省主催「東南アジア青年の船」と同数とはとても思えない迫力がありました。
太鼓の略史、楽器の種類と材質、衣裳、今日の和太鼓文化、伝承方法、大江戸助六太鼓紹介、演奏活動…と英語で大まかに説明した上で、楽器を見せながら音を出していくと。。。まさに「百分は一見にしかず」一気に血が昇ったように盛り上がりました。そうして、一通り説明が済んだら、さて今度はみなさんの番です。
政府のオフィシャル・プログラムとして午前は講議、午後早くは都内文化施設見学という日程をこなしてから来られたのですから、実はみなさんスーツ姿。ダンディーにマフラーと帽子で決めて来られた方も、始めは「見に来たつもりだった」と言いながらも、早速上着を脱いで腕まくり。何だかとっても嬉しそうなのは気のせいではありませんでした。
2グループに分かれての体験入門が始まるや、目の色が明らかに変わりました。ワン、ツー、ワンツースリーフォー。カウントは英語だけれど、掛け声は日本語でチャレンジ。「そーれそーれ」「そーれそーれ」こちらの指示に対する反応は早いし、動きを真似るのがとてもうまい!こんなに運動神経、身体感覚の優れた人たちが一斉に太鼓を叩いたら迫力があるだろうなあ。。。
時間が非常に限られていたので、間や呼吸を掴むところまではいきませんでしたが、10人が一緒になって音を出したという経験は、きっと何かの役に立つのではと思いました。
最後に全員大江戸助六太鼓の緑の絆纏を着て、記念撮影。
日本には各地に特色ある郷土芸能があると伝えると、ひとつ楽しみができたと帰られました。
お疲れ様でした。

 

 


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